連載コラム
2020.09.14

勝って泣くことの意味
嗚呼、栄冠は君に輝く「平野営業春秋」

関西支店営業のSです。
私の住んでいる大阪府はとても野球の盛んな地域で、
私も週末になれば地元の少年野球チームでコーチをしております。
会社の先輩に草野球に誘われて以来、かれこれ6年前から野球に携わるようになりました。
残念ながら我がチームから甲子園球児はまだ生まれておりませんが、子どもたちの夢である甲子園出場を目指して日々指導をしております。

さて、なぜ夏の高校野球に日本中が大興奮してしまうのでしょうか?
ひたむきすぎる全力プレー、筋書きのないドラマ、ノーマークの高校の活躍、スターの出現等、書き出したらキリがありません。
私は球児たちの「涙」に心を揺さぶられてしまいます。

4千校近いチームの中で1チームだけが勝って終わり、あとのチームは予選か甲子園に出場してもどこかで負けて終わる。
球児にとって夏の大会は心技体ともに極限状態。
球審のゲームセットのコールとともにその呪縛から放たれ、
それぞれが積み上げきたものが燃焼し、最後に「涙」となって表れます。

卒業後に新しい目標を立てて野球を続ける人、進学し違った道に行く人、就職する人。
勝っても負けても、人生をかけて打ち込んだことは絶対にどこかで生きてきます。
世の中に出ていろいろな苦しいことがあった時、
耐えていける強さをつけるというのが高校野球の真の目指す所ではないかー、
毎年高校野球たちの「涙」に心洗われる夏です。

2020年の夏、今年もささやかながら球児たちが「涙」を流せる場所があってよかったと思います。
まだまだ暑い日が続きますので、皆様お体にはくれぐれもお気をつけください。

関西支店Sが選ぶ! 令和元年夏の甲子園ベストバウト3選!!

令和元年 第101回国高等学校野球選手権大会の白熱の決勝(優勝:大阪府 履正社高校)は言わずもがな、決勝以外で心に残る試合を選びました。 激闘の感動と興奮の結末はぜひ皆様それぞれでお見届けください。

第3位「花咲徳栄(埼玉) VS 明石商(兵庫)」
互い二年生の主力スラッガー、花咲徳栄 井上朋也・明石商業 来田涼斗。
一年生レギュラーで出場した2018年の甲子園、その聖地には苦い思い出しかない。2018年の借りを返す為にこの夏に挑む!!

第2位「東海大相模(神奈川) VS 中京学院大中京(岐阜)」
遠藤成(現:阪神)を要する優勝候補の一角東海大相模に対し、藤田健斗(現:阪神)率いる7回に「何か」を起こす中京学院大中京。
試合前のミーティング、中京の橋本監督の言葉「相手も同じ高校生。絶対に名前負けしちゃいかん。全力でぶつかっていこう!」はたしてジャイアントキリングは起きるのか?

第1位「星稜(石川) VS 智弁和歌山(和歌山)」
令和の怪物こと世代ナンバー1投手奥川恭伸(現:ヤクルト)と山瀬慎之助(現:読売)の星稜バッテリー。 2018年の甲子園では足をつり降板した奥川投手。(その後チームはサヨナラ負けを喫す)
対するは甲子園の申し子 黒川史陽(現:楽天)率いる智弁和歌山。 (黒川は一年生から5季連続甲子園出場、お父さんは大阪の上宮高校時代甲子園で優勝。兄は日南学園で甲子園出場、弟は対戦相手星稜の一年生) 6回裏智弁和歌山の攻撃、2アウト1塁2塁のチャンス。この日初めて智弁和歌山の『魔曲ジョックロック』がアルプススタンドから響き渡る。令和の怪物は魔曲に「飲み込まれるのか?」それとも「黙らすか」衝撃のクライマックス!!

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