クラウド管理型無線LANシステム「AIRRECT(エアレクト)」

クラウド管理型無線LANシステム「AIRRECT(エアレクト)」

近年、オフィスの無線LAN環境は不正クライアントからのアクセスの脅威、モバイル・クライアントの増加、動画コンテンツやWeb会議などによる通信データの高容量化などの課題に直面しており、高いセキュリティ性と通信パフォーマンスが望まれています。

今回発売する「AIRRECT」は、セキュリティ専用アンテナと最新の無線LAN規格Wi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応した、8×8送受信アンテナを搭載した無線アクセスポイントです。

高いセキュリティ性を保持しながら、複数クライアントとの同時接続が可能な高速無線環境を提供します。また各APをクラウド上で一元管理する「AIRRECT Cloud」は、無線環境で発生する様々なトラブルをいち早く検知・サポートをする障害原因究明・分析などのオリジナル機能により、情報システム管理者の日々直面するトラブル対応の効率化が図ることができます。

特長

1. セキュリティ専用アンテナ搭載により、不正アクセスを防止
　　　
2. クラウド対応により、無線LAN運用の効率化とコスト削減を両立


3. Wi-Fi6対応により、高速で安定した無線LAN環境を実現

セキュリティ専用アンテナ搭載により、不正アクセスを常時監視・防止

一般的APは、無線LAN環境に不正アクセスするクライアントを検知するために、定期的なセキュリティスキャンをデータ送受信用アンテナを用いたバックグラウンドで実施します。しかし、この方法では不正アクセスの常時監視・防止は困難な上、セキュリティスキャン実施中のデータ通信はスループット^※1が低下してしまいます。
「AIRRECT」は、不正クライアントの侵入を防止するセキュリティ機能であるWIPS^※2専用アンテナを搭載しているため、不正アクセスを常時監視・防止します。さらに、セキュリティスキャン実施中でもデータ通信のスループット低下はありません。

※1 スループット:単位時間あたりのデータ処理能力
※2 WIPS:WirelessIntrusionPreventionSystem/ワイヤレス侵入防止機能

クラウド対応により、無線LAN運用の効率化とコスト削減を両立

「AIRRECT Cloud」はクラウド型のため、コントローラ機器の設置や点検が不要で、各拠点間の無線LAN環境が一元管理できます。そのため拠点毎に情報システム管理者を配置する必要がなく、運用メンテナンス費用の削減につながります。また、各APのファームウェアバージョンに合わせた設定を自動でダウンロードする機能やトラブルをいち早く検知・サポートする障害原因究明/分析などのオリジナル機能により、情報システム管理者が日々直面する運用作業をサポートします。「AIRRECT Cloud」のライセンス期間^※3は1年、3年、5年から選択ができます。ライセンス期間内は、常に最新のファームウエアを提供、期間延長も対応可能です。

※3「AIRRECT」をご使用されるには、「AIRRECT Cloud」のライセンス契約が必要です

Wi-Fi6対応により、高速で安定した無線LAN環境を実現

「AIRRECT」は、5GHz帯の8×8送受信アンテナと2.4GHz帯の4×4送受信アンテナを搭載することにより、スループットが最大4.8Gbpsの高速無線LAN環境を提供できます。最新の無線LAN規格Wi-Fi6(IEEE802.11ax)で採用された技術、OFDMA^※4により、従来発生していた複数クライアントとの同時接続による通信速度低下や通信切断などの通信パフォーマンスの低下を抑制できます。また、AIRRECT」はPoE++規格(IEEE802.3bt)の給電により最高の通信パフォーマンスを実現できますので、当社のPoE++スイッチングハブ^※5を含んだネットワーク構成を推奨します。

※4 OFDMA:直交周波数分割多元接続
※5 GA-ML4TWPoE++:1ポート当たり最大90Wの電力を供給可能

仕様一覧

メーカーから一言

平野営業から一言