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伸びしろ電子機器

平野 Meets the Maker「LGエレクトロニクス・ジャパン(株)」

2020.07.22 メーカー特集

売る人の顔が見える製品を、顔が見える店から買いたい。毎回、様々な弊社取扱メーカー担当者にインタビューする「平野 Meets the Maker」。今回は「伸びしろ電子機器」といわれているデジタルサイネージについてのお話です。

平野展示会に何度もご出店いただいているLGエレクトロニクス・ジャパン(株)さんに、デジタルサイネージの「今」についてお聞きしました。

―― 本日は話題のデジタルサイネージのことをいろいろ伺いたいです。

「今日はLGのデジタルサイネージに関して、熱く語りたいんですよ。
デジタルサイネージって言ってもピンとこないかもしれませんが、今すごくブームの商材なんです。

某ハンバーガーショップのメニューボードがサイネージに変わったのはご存知ですか?
某鉄道会社のホームドアにサイネージが埋め込まれたのは見ましたか?
実は今、知らず知らずのうちにデジタルサイネージが急速に普及してるんです。

ああいうの、実はLGのサイネージが採用され始めているんですよ。
大げさじゃなく、これ本当の話です。
今日はLGのサイネージ、引いては最新サイネージ事情について話させてください。

今回のお話のポイントは以下3つです。

① 今後の伸びしろ電子機器
② LGのシェアが躍進している
③ LGのオススメ製品ベスト 3


それでは、よろしくお願いします」

LG独自の55インチ透過型有機ELディスプレイ

―― 「伸びしろ電子機器」とはどういう意味ですか?

「世界的に見ると、日本はサイネージの導入が遅れています。
日本のサイネージは年間10万台市場ですが、GDPが1/3の韓国の出荷台数は年間40万台もあるんです。

日本にいると実感しづらいですが、世界ではあらゆるものがサイネージに置き換わっています。
世界規模のアパレルブランドや飲食店を覗いて見ると、店内はサイネージだらけですよ。

人件費の高騰や固定費削減で日本も近い将来サイネージ化が加速していくと言われています。悪くいえば遅れているわけですが、ポジティブにいえば『伸びしろ』があるということです。電子機器ジャンルの中では可能性が大きくて魅力的です」

―― LGのシェアが躍進しているとのことですが―。

「世界シェアでいうと2位ですが、高品質な製品ラインナップは競合を圧倒しています。
有機EL、液晶(4K、フルHD)で、ここまでのラインナップをもっているメーカーは他にありません。巨大サイネージ(98インチ)から小さいもの(32インチ)まで扱っているんです。

LGが本格的に日本のサイネージ市場に参入したのが2016年。その頃は国内メーカーがやっぱり強かったんですが、LGが巻き返していますね。

近年は国内トップ3(Panasonic、NEC、SHARP)を追い上げています。
実は製品によっては、日本のメーカーがLGグループから部品を調達している場合が少なくありません」

―― LG製サイネージのユーザーの印象はどうですか?

「私は日本全国の映像機器取扱会社を回っていますが、以前は韓国ブランドの印象は悪かったですね。

同じ韓国企業が、過去日本から撤退した背景もあり、海外ブランドは安くても長期のサポートや保守が脆弱!! 高価でも国産メーカーを選ぶべき!! という風潮が強かったですね。

反面教師的にLGはそういった現場の声を受け止め、日本的なサポートや保守体制をここ5年くらいで整えてきました。東京・京橋に日本法人を構え、修理は日本の修理センター(東京 南葛西)で行っております。他の国内電子機器メーカーを習っているわけです。

さらに、2021年にはアジアの開発研究拠点を韓国ではなく横浜に建設予定です。LGは本気で日本に根付いているんです」

横浜みなとみらい21中央地区に建設中のLG Global Research and Development Center(仮称)

―― オススメ製品(ベスト3)を教えて下さい。

● 有機ELサイネージ

「有機ELのサイネージを出しているのはLGだけです。
画質で選ぶなら最先端の有機ELです。特徴は【薄さ】【軽さ】【黒の再現性】です。

黒の再現性は、液晶と違い自発光なのでとても綺麗です。
また有機ELは薄いシート状でその透過性や曲げられる点も特徴で、今までにはない映像空間を創造することが可能です」

※ 「有機 Electro Luminescence(エレクトロルミネッセンス)」の略。画素(画面上の1つ1つの小さな光の点のこと)ごとに有機物質が光るため、バックライトはなく、構造がシンプルなので薄くすることが可能。また、液晶ディスプレイと比べて、はっきりと色あざやかな映像を映しだすことができる。

有機ELウォールペーパーサイネージ「EJ5シリーズ」(55インチ)

有機ELウォールペーパーサイネージ「EJ5シリーズ」(55インチ)側面

世界唯一!! 湾曲性が特徴の有機ELオープンサイネージ「EF5Fシリーズ」

● 屋外対応 高輝度サイネージ

「IP56対応の屋外用サイネージです。
何がすごいかというと、防水防塵かつ屋外用(4000cd/m²)※2のサイネージは、この機種しかないという点です。防水防塵ケースに入れず、ディスプレイ自体で屋外使用することができます。
オンリーワンの製品で大変売りやすい製品かと思います」

※2 輝度(cd/m²)は数字が大きいほど画面が明るい。屋外用サイネージにはより高い輝度が必要とされる。ちなみに一般的屋内テレビの仕様は 300~400cd/m²程度。

屋外対応 高輝度サイネージ「XE4Fシリーズ」(55インチ)

屋外対応 高輝度サイネージ「XE3Cシリーズ」(55インチ)

● 4K(Ultra HD)サイネージ

「これからサイネージを導入を検討しているなら4Kがオススメです。
最近は4K用コンテンツの制作費が下がってきており、ハードにソフトが追いついた感がありますね。今後は4Kコンテンツが当たり前になります。

LGの4Kの自慢はラインナップの多さで、98インチ~43インチまで全7種のラインナップや明るさも3種類(700、500、350cd/m²)を揃えているので、最適な機種を選ぶことが可能です。

またLGの液晶は全機種がIPSパネル※3なので、視野角に左右されない抜群の視認性を約束します」

※3 「In Plane Switching」の略で液晶ディスプレイの一形式。他方式よりも視野角が広いことが特徴。あらゆる角度から見られるサイネージにはもっとも最適な形式。

規格製品では最大の4K(Ultra HD)サイネージ「UH5シリーズ」(98インチ)

98インチ4K(Ultra HD)サイネージ「98UH5」側面。驚きの薄さと軽さを実現

視野角はもちろんのこと、色の変化がほぼない

―― 最後にHPをご覧の皆様へ一言よろしくお願いします。

「高い技術力と豊富なラインナップのLGのサイネージをぜひお取扱いいただきたいです。最近は情報通信屋さんでもサイネージの取扱いが増えています。オンリーワンの製品も多く、BtoBに最適です。
さらに長期保証完備で、修理も国内で迅速に行えますので、安心して取り扱っていただけます。

詳しいご説明は、平野通信機材さまからご紹介いただければ、いつでもさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします」

平野営業から一言

平野営業

今回ご紹介できなかった液晶サイネージ(フルHD)も低価格で豊富なラインナップでオススメです。
サイネージは情報通信機器との相性もよく、監視カメラシステムのモニターや店舗什器として幅広くご提案できます。気軽に弊社営業までお声掛けください。