伸びしろ電子機器
平野 Meets the Maker「LGエレクトロニクス・ジャパン(株)」
売る人の顔が見える製品を、顔が見える店から買いたい。毎回、様々な弊社取扱メーカー担当者にインタビューする「平野 Meets the Maker」。今回は「伸びしろ電子機器」といわれているデジタルサイネージについてのお話です。
平野展示会に何度もご出店いただいているLGエレクトロニクス・ジャパン(株)さんに、デジタルサイネージの「今」についてお聞きしました。
―― 本日は話題のデジタルサイネージのことをいろいろ伺いたいです。
「今日はLGのデジタルサイネージに関して、熱く語りたいんですよ。
デジタルサイネージって言ってもピンとこないかもしれませんが、今すごくブームの商材なんです。
某ハンバーガーショップのメニューボードがサイネージに変わったのはご存知ですか?
某鉄道会社のホームドアにサイネージが埋め込まれたのは見ましたか?
実は今、知らず知らずのうちにデジタルサイネージが急速に普及してるんです。
ああいうの、実はLGのサイネージが採用され始めているんですよ。
大げさじゃなく、これ本当の話です。
今日はLGのサイネージ、引いては最新サイネージ事情について話させてください。
今回のお話のポイントは以下3つです。
① 今後の伸びしろ電子機器
② LGのシェアが躍進している
③ LGのオススメ製品ベスト 3
それでは、よろしくお願いします」
LG独自の55インチ透過型有機ELディスプレイ
―― 「伸びしろ電子機器」とはどういう意味ですか?
「世界的に見ると、日本はサイネージの導入が遅れています。
日本のサイネージは年間10万台市場ですが、GDPが1/3の韓国の出荷台数は年間40万台もあるんです。
日本にいると実感しづらいですが、世界ではあらゆるものがサイネージに置き換わっています。
世界規模のアパレルブランドや飲食店を覗いて見ると、店内はサイネージだらけですよ。
人件費の高騰や固定費削減で日本も近い将来サイネージ化が加速していくと言われています。悪くいえば遅れているわけですが、ポジティブにいえば『伸びしろ』があるということです。電子機器ジャンルの中では可能性が大きくて魅力的です」
―― LGのシェアが躍進しているとのことですが―。
「世界シェアでいうと2位ですが、高品質な製品ラインナップは競合を圧倒しています。
有機EL、液晶(4K、フルHD)で、ここまでのラインナップをもっているメーカーは他にありません。巨大サイネージ(98インチ)から小さいもの(32インチ)まで扱っているんです。
LGが本格的に日本のサイネージ市場に参入したのが2016年。その頃は国内メーカーがやっぱり強かったんですが、LGが巻き返していますね。
近年は国内トップ3(Panasonic、NEC、SHARP)を追い上げています。
実は製品によっては、日本のメーカーがLGグループから部品を調達している場合が少なくありません」
―― LG製サイネージのユーザーの印象はどうですか?
「私は日本全国の映像機器取扱会社を回っていますが、以前は韓国ブランドの印象は悪かったですね。
同じ韓国企業が、過去日本から撤退した背景もあり、海外ブランドは安くても長期のサポートや保守が脆弱!! 高価でも国産メーカーを選ぶべき!! という風潮が強かったですね。
反面教師的にLGはそういった現場の声を受け止め、日本的なサポートや保守体制をここ5年くらいで整えてきました。東京・京橋に日本法人を構え、修理は日本の修理センター(東京 南葛西)で行っております。他の国内電子機器メーカーを習っているわけです。
さらに、2021年にはアジアの開発研究拠点を韓国ではなく横浜に建設予定です。LGは本気で日本に根付いているんです」
横浜みなとみらい21中央地区に建設中のLG Global Research and Development Center(仮称)
―― オススメ製品(ベスト3)を教えて下さい。
● 有機ELサイネージ
「有機EL※のサイネージを出しているのはLGだけです。
画質で選ぶなら最先端の有機ELです。特徴は【薄さ】【軽さ】【黒の再現性】です。
黒の再現性は、液晶と違い自発光なのでとても綺麗です。
また有機ELは薄いシート状でその透過性や曲げられる点も特徴で、今までにはない映像空間を創造することが可能です」
※ 「有機 Electro Luminescence(エレクトロルミネッセンス)」の略。画素(画面上の1つ1つの小さな光の点のこと)ごとに有機物質が光るため、バックライトはなく、構造がシンプルなので薄くすることが可能。また、液晶ディスプレイと比べて、はっきりと色あざやかな映像を映しだすことができる。
有機ELウォールペーパーサイネージ「EJ5シリーズ」(55インチ)
有機ELウォールペーパーサイネージ「EJ5シリーズ」(55インチ)側面
世界唯一!! 湾曲性が特徴の有機ELオープンサイネージ「EF5Fシリーズ」
● 屋外対応 高輝度サイネージ
「IP56対応の屋外用サイネージです。
何がすごいかというと、防水防塵かつ屋外用(4000cd/m²)※2のサイネージは、この機種しかないという点です。防水防塵ケースに入れず、ディスプレイ自体で屋外使用することができます。
オンリーワンの製品で大変売りやすい製品かと思います」
※2 輝度(cd/m²)は数字が大きいほど画面が明るい。屋外用サイネージにはより高い輝度が必要とされる。ちなみに一般的屋内テレビの仕様は 300~400cd/m²程度。
屋外対応 高輝度サイネージ「XE4Fシリーズ」(55インチ)
屋外対応 高輝度サイネージ「XE3Cシリーズ」(55インチ)
● 4K(Ultra HD)サイネージ
「これからサイネージを導入を検討しているなら4Kがオススメです。
最近は4K用コンテンツの制作費が下がってきており、ハードにソフトが追いついた感がありますね。今後は4Kコンテンツが当たり前になります。
LGの4Kの自慢はラインナップの多さで、98インチ~43インチまで全7種のラインナップや明るさも3種類(700、500、350cd/m²)を揃えているので、最適な機種を選ぶことが可能です。
またLGの液晶は全機種がIPSパネル※3なので、視野角に左右されない抜群の視認性を約束します」
※3 「In Plane Switching」の略で液晶ディスプレイの一形式。他方式よりも視野角が広いことが特徴。あらゆる角度から見られるサイネージにはもっとも最適な形式。
規格製品では最大の4K(Ultra HD)サイネージ「UH5シリーズ」(98インチ)
98インチ4K(Ultra HD)サイネージ「98UH5」側面。驚きの薄さと軽さを実現
視野角はもちろんのこと、色の変化がほぼない
―― 最後にHPをご覧の皆様へ一言よろしくお願いします。
「高い技術力と豊富なラインナップのLGのサイネージをぜひお取扱いいただきたいです。最近は情報通信屋さんでもサイネージの取扱いが増えています。オンリーワンの製品も多く、BtoBに最適です。
さらに長期保証完備で、修理も国内で迅速に行えますので、安心して取り扱っていただけます。
詳しいご説明は、平野通信機材さまからご紹介いただければ、いつでもさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします」
平野営業から一言
平野営業
今回ご紹介できなかった液晶サイネージ(フルHD)も低価格で豊富なラインナップでオススメです。
サイネージは情報通信機器との相性もよく、監視カメラシステムのモニターや店舗什器として幅広くご提案できます。気軽に弊社営業までお声掛けください。
詳細情報
平野営業
今回ご紹介できなかった液晶サイネージ(フルHD)も低価格で豊富なラインナップでオススメです。
サイネージは情報通信機器との相性もよく、監視カメラシステムのモニターや店舗什器として幅広くご提案できます。気軽に弊社営業までお声掛けください。
※情報は登録時の情報です。掲載している全ての情報は万全の保証をいたしかねます。ご了承ください。